PS5『モンスターハンターワイルズ』で人生をよくする方法──ゲームが教えてくれる「生きる力」

2025年3月21日

ゲームは時間の無駄なのか？
そんな問いかけに、私はいつも「いいえ」と答える。

特に、『モンスターハンターワイルズ（以下、MHW:W）』のような作品は、単なる娯楽にとどまらず、「人生に必要な力」を磨く機会を与えてくれる存在だ。今回は、PS5で登場する注目作MHW:Wから、私たちが学べる“人生をよくするためのヒント”を探ってみたい。

1. 「準備の大切さ」を本気で学べる

MHW:Wでは、準備不足で狩りに挑めば、あっという間にやられてしまう。装備、アイテム、罠、仲間との連携、モンスターの行動パターン──すべてを事前に理解し、戦略を立てることが不可欠だ。

これは、まさに現実の仕事や人生と同じではないだろうか？

たとえば就職活動やプレゼンテーション、あるいは人間関係におけるトラブルも、「準備を怠ったことでうまくいかない」ケースが多い。ゲームで自然と身につくこの「段取り力」は、現実世界でも確実に役立つ。

モンスターは一筋縄ではいかない。何度もやられて、悔しくて、でももう一度挑戦したくなる。この感情のループが、まさに成長の原点なのだ。

モンハンでは、失敗は終わりではなく「学びのきっかけ」。回復タイミングが遅かったのか、立ち回りが甘かったのか、アイテムを忘れていたのか──冷静に分析してリトライする中で、確実にプレイヤーは強くなる。

この感覚を覚えると、現実でも「ミス＝悪」ではなく、「改善点の発見」としてポジティブに受け止められるようになる。これは、自己成長に欠かせないマインドセットだ。

マルチプレイでの協力狩猟は、言うまでもなくモンハンの醍醐味の一つ。タンク役、サポート役、アタッカー役──それぞれの役割が噛み合ってこそ、強大な敵を倒せるのだ。

「自分ひとりで何とかしよう」という考えでは限界がある。むしろ、人と協力し、信頼し、役割を分担することで、はじめて大きな目標が達成できる。

これは、まさにビジネスや家庭、地域活動などあらゆる「チーム」での関係性に通じる。ゲームを通じて、「一緒に乗り越える」ことの価値に気づけるのは、何よりも大きな人生の学びだ。

MHW:Wでは、モンスターの動きやフィールドの環境が刻々と変化する。いつもと同じ行動をしていたら、あっという間にピンチになる。

つまり、「状況に応じて自分を変える」柔軟性が問われる。

この対応力は、変化の激しい現代社会において極めて重要なスキルだ。働き方も、生活スタイルも、テクノロジーもどんどん変わっていく中で、柔軟な思考がある人は、どんな時代でも生き延びていける。

モンハンでの“対応力トレーニング”は、そのまま人生にも役立つ。

狩猟に向かうためには、装備の強化だけでなく、スタミナ管理や体力調整、食事など、細かい自己管理が必要になる。

プレイヤーは、自然と自分の行動やリズムを意識するようになる。

これは、現実の健康管理や時間管理にも通じる部分だ。朝ご飯を食べる、しっかり寝る、無理をしない──そんな基本的なことすら、ゲームを通して「重要性を体感」できるのは意外と大きい。

『モンスターハンターワイルズ』は、単なるモンスター討伐ゲームではない。
そこには、人として生きる上で必要なスキルや考え方が、ぎゅっと詰まっている。

どれも、現実世界で生き抜くうえで欠かせない“スキル”だ。

ゲームは、やり方次第で「人生を良くする最高の教材」になり得る。
もし、あなたが「何かを変えたい」と思っているなら、まずはコントローラーを手に取り、『モンスターハンターワイルズ』の世界に飛び込んでみてほしい。

遊びながら、自分を育てていく──それが、これからの“賢いゲームの楽しみ方”なのだ。